Microsoft Cyber Defense Groupは、機能テスト及びアプリケーション内ワークフローテストのために Tricentis Testimを採用しました。
Mizrachi氏によると、オンボーディングプロセスは迅速で簡単でした。 Tricentisのサポートを受けて、約35人の開発者に対してワークショップを実施しました。各チームは、ワークショップで検証したいシナリオのリストを事前に準備して参加しました。オンボーディングプロセスの冒頭は、Testimの機能、利用方法、およびテスト自動化を構築するためのベストプラクティスについて学ぶことに焦点を当てました。ワークショップの後半では、この知識を適用してテストを構築しました。
「6時間のワークショップの後、チームは120のテストを作成し、その中には現在も実行されている80のアプリケーション内ワークフローテストが含まれています」とMizrachi氏は述べています。
それ以来、Microsoft Defender ATPチームは、Testimを Azure上の開発パイプラインに統合し、プルクエスト、プレデプロイメント、リリース、ポストデプロイメント、およびナイトリービルドなどの特定のプロセスのゲートでさまざまなテストを実行しています。開発者は自分のコードのテストをTestimで作成する責任を負っています。「リリースされるすべての新しいコンテンツは、Testimで適切にテストされる必要があります」とMizrachi氏は述べています。
新しい継続的なテスト戦略は大きな成果を上げています。Mizrachi氏によると、多くのバグを発見することに役立っています。何か不具合が発生した場合、Testimにテストを追加し、既存のコードベースに対するテストカバレッジを拡張しています。これにより、今後その領域に対して回帰テストを実施できるようにしています。
Testimの特筆すべき機能の一つは、実行に失敗したテストのトラブルシューティングができることです。Mizrachi氏は、「これは非常に重要な機能です。なぜなら、同じポータルに対して多くの開発者が作業しているからです。他の開発者が作成したテストについても、失敗の原因を迅速に特定できることにより、多くの時間を節約できます」と述べています。
テスト自動化は、Microsoftが継続的デリバリーの目標に近づくのに役立ちます。
「TestimはCI/CDの推進に大いに役立っています。適切なテストカバレッジなしでは継続的デリバリーを実現できません」とMizrachi氏は述べています。